2026-11-02
鼻翼手術は、単に小鼻を小さくするだけの手術なのでしょうか?|コウォン形成外科
鼻翼手術は小鼻を削るだけの手術ではありません。コウォン形成外科のキム・ヒョンテク院長が、上向き鼻や竜鼻の矯正で鼻先の向き・軟骨構造・鼻柱との関係をどう整えるか、その考え方と症例をわかりやすく丁寧に解説します。


こんにちは、コウォン形成外科のキム・ヒョンテク院長です。
今回ご紹介する症例は、鼻先が上を向いていて正面から鼻孔が多く露出する上向き鼻の形に加え、鼻先そのものが短く、持ち上がったように見える竜鼻(ヨンコ)の特徴も併せ持つ場合でした。
鼻翼も外側に広がって見え、鼻孔がそのまま露出していたため、全体的に軽く、やや不自然な印象を与えていました。
このような形を改善する際、私は単に鼻孔の大きさを小さくしたり、小鼻の幅だけを狭めたりする方法からはアプローチしません。鼻先がどの方向を向いているのか、周囲の軟骨や構造がどのような関係にあるのかを一緒に確認し、全体のバランスを整えることが重要だと考えています。
まず、鼻尖軟骨の再配置と鼻尖軟骨の結紮によって、上に上がっていた鼻先の構造を整えました。さらに、鼻尖の軟骨同士の間に支柱を作り、鼻先が下方に安定して収まるよう、構造的な支えを補強しています。私がコウォン形成外科で鼻先の矯正を行う際も、こうした構造的な部分を重視しています。
この過程を経て、上向き鼻や竜鼻で特に目立っていた鼻先の過度な持ち上がりを和らげることができ、正面から強く見えていた鼻孔も、自然に露出が減るよう調整しました。その結果、以前よりも鼻先が落ち着いて収まり、全体の印象も一段と柔らかくなる方向へと変化しました。
もう一つ重要な点として確認すべきなのが鼻柱です。鼻柱が短かったり平たく見えたりする場合、相対的に鼻翼がより目立って見えることがあるため、鼻先だけを単独で矯正するのではなく、鼻柱と鼻唇角の関係まであわせて確認する必要があります。

下から見た横顔の術前・術後比較。術前は鼻の穴が目立ち、術後は小鼻の縁に縫合跡が見えます。
今回の症例でも、鼻先の長さを補うと同時に鼻柱も調整し、鼻の下側のバランスを整えました。その結果、鼻孔の形がより自然に整い、広がって見えていた鼻翼も一緒に改善されるよう、鼻翼手術の効果も得られる計画を立てました。
「実際に鼻翼が広く見えるからといって、最初から鼻翼そのものを小さくする必要があるわけではありません。」
鼻先を集める過程だけでも、鼻の下側の幅が一緒に整うケースがあるためです。したがって、まず鼻先の構造を正すだけでも、鼻翼の広がりが自然に和らぐことが期待できます。
ただし、今回の症例のように鼻翼そのものが外側に持ち上がっている形であれば、話が変わってくることがあります。特に、鼻翼を現在の位置に保つ筋肉の力が強い場合には、鼻先の構造だけで望む形を作ることが難しいことがあります。このような状況では、軟骨を用いて鼻翼の位置と形を補う方法を検討することになり、これを鼻翼手術と呼びます。
そのため、竜鼻や上向き鼻のように正面から鼻孔が多く見える形を矯正する際は、単に鼻孔の大きさだけを小さくするよりも、鼻先の向き、内部の構造、鼻柱と鼻先の関係を総合的に確認することが重要です。コウォン形成外科でこのようなケースをご相談いただく際も、目に見える一部分だけを見るのではなく、鼻の下側全体の構造的なバランスをまず確認するようにしています。
結局、重要なのは、露出しすぎていた鼻孔と広がって見えていた鼻翼を、それぞれ別々に小さくすることではなく、鼻先と鼻柱を含めた全体の構造を調和よく整えることです。
今回の症例も、こうした方向性でアプローチし、鼻孔の露出と鼻翼の広がりが一緒に整い、より安定した均整のとれた鼻の形へと変化できるよう矯正しました。必要に応じて鼻翼手術を併せて検討することも、この構造的なバランスを整えるための方法の一つと言えます。
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短くて持ち上がって見える鼻先と、片側に寄った鼻先の非対称、そして小鼻が左右に開いた形が同時に見られた症例です。特に鼻先そのものが広がっているというより、鼻翼が外側に開いていたため、鼻先だけを小さくするよりも、鼻翼の幅を一緒に調整するのが適していると判断しました。

下から見た術前(左)と術後(右)の比較。術後は小鼻の幅が狭く見えます。
手術では、まず短かった鼻先を適切な長さに補いながら、広がっていた鼻先の形を整えました。同時に鼻翼縮小を行い、鼻の下側の幅を自然に狭めています。さらに、片側に偏っていた鼻先の非対称も調整し、正面から鼻が一方に曲がって見える部分を改善しました。また、低く控えめに見える鼻筋には、シリコンを適切に活用して、鼻全体の立体感とバランスを補いました。

斜めから見た術前(左)と術後(右)。術後は小鼻がすっきりして見えます。
その結果、短く持ち上がって見えていた鼻先はより自然に長くなり、横に広がっていた鼻翼と鼻先もすっきりと整いました。非対称が改善されたことで鼻がより安定して見え、側面や45度の角度でも鼻のラインがすっきりして、柔らかく自然な印象へと変わった症例です。
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[院長が手術で大切にしていること]
「上向き鼻や竜鼻のように鼻孔が多く見え、鼻翼が広がって見える場合は、外から見える部分だけを小さくするよりも、鼻先の向きと軟骨の構造、鼻柱と鼻翼の関係をあわせて確認することが大切です。」
私は、相談や手術の過程で、単に鼻を小さく見せることよりも、今ある鼻の構造の中でどの部分をどのように調整すれば全体のバランスが良くなるのかをまず考えています。特に鼻先と鼻翼の関係が重要なケースでは、必要な矯正の範囲を慎重に判断し、やりすぎることなく自然な変化を生み出すことに重点を置いています。

鼻は小さな変化だけでも、正面と側面から見た印象が大きく変わることがあるため、一つの部分だけを基準に矯正するのではなく、鼻全体の調和を考慮することが重要です。コウォン形成外科でも、こうした点をもとに、一人ひとりの鼻の形や構造に合わせた手術計画を立てています。
結局、重要なのは鼻孔を無理に目立たなくさせたり、鼻翼を一律に狭めたりすることではなく、鼻先、鼻柱、鼻翼が自然に調和するようバランスを整えることです。私は今後も、こうした構造的な部分を丁寧に確認し、自然で安定感のある鼻の形を作ることを最も大切に考えていきます。

よくあるご質問
鼻翼手術は、小鼻だけを小さくする手術ですか?
いいえ。本文では、鼻翼手術を軟骨を用いて鼻翼の位置と形を補う方法として説明しています。筆者は、小鼻の幅だけを狭める方法からはアプローチしないと明かしています。
上向き鼻や竜鼻は、鼻孔の大きさを小さくするだけで良いのですか?
いいえ。本文では、鼻孔の大きさを小さくする方法だけに頼らず、鼻先の向き、軟骨の構造、鼻柱と鼻先の関係をあわせて確認すると説明しています。
鼻翼が広く見える場合、すぐに鼻翼を小さくするのですか?
いいえ。本文によると、鼻翼が広く見えるからといって、最初から鼻翼そのものを小さくする必要はなく、鼻先を集める過程だけで鼻の下側の幅が一緒に整う場合があります。
鼻翼が外側に持ち上がっている場合はどうすればよいですか?
軟骨を用いて鼻翼の位置と形を補う鼻翼手術を検討することになります。鼻翼が外側に持ち上がっていて、現在の位置を保つ筋肉の力が強い場合は、鼻先の構造だけでは望む形を作りにくいことがあると説明しています。
鼻柱が短い、または平たい場合はどうなりますか?
鼻翼が相対的により目立って見えることがあります。そのため、本文では鼻先だけを単独で矯正するのではなく、鼻柱と鼻唇角の関係まであわせて確認する必要があると説明しています。
手術方法は誰でも同じですか?
いいえ。本文では、一人ひとりの鼻の形や構造に合わせて矯正の範囲と手術計画を立て、やりすぎず自然な変化を目指すと説明しています。