2026-10-14
鷲鼻の手術方法と鼻先の下垂の原因、筋肉矯正まで
鷲鼻の手術は骨と軟骨の突出を見極め、鼻先の下垂があれば筋肉の作用や支持力も確認して判断します。突出の大きさや鼻梁の形により必要な矯正範囲が変わる点を解説します。


鷲鼻の手術をすれば、飛び出した鼻背だけを削ればいいのでしょうか?
横から見て鼻背が盛り上がっている場合、出っ張った部分だけを取り除けばよいと考えがちです。
実際には、鷲鼻の大きさや突出部位によって手術方法が変わります。
特に鼻先まで下がっている場合は、鼻背だけを整えても鼻が長く見える状態が残ることがあります。
今回は、鷲鼻の手術方法と鼻先の下垂を合わせて確認すべき理由についてご説明いたします。
鷲鼻の手術は骨だけを削ればいいのですか?

鷲鼻は鼻骨だけが突き出ているのではなく、骨と軟骨がともに突出しているケースが多くあります。
そのため、骨だけを削っても鼻背の出っ張りがすべてなくなるわけではありません。
骨の突出が大きい方もいれば、軟骨の突出がより目立つ方もいらっしゃいます。
骨だけを整えて軟骨の突出をそのままにすると、横から見たときに鼻筋のラインにデコボコが残ることがあります。
鷲鼻の手術は、突出した部分を全体的に確認し、鼻背のラインを整える手術だとお考えください。
ただし、鷲鼻を必ずしもまっすぐな直線にする必要はありません。
鼻背のラインをどの程度残すかは、顔全体とのバランスを見て決めます。
鷲鼻の手術方法はどのように変わるのですか?

鷲鼻の手術方法は、突出部分の大きさと、矯正後に予想される鼻梁の形によって異なります。
鷲鼻を整えた後に鼻梁が平たく広く残ると予想される場合は、突出部分の除去に加えて、鼻骨の両側を内側へ寄せる工程まで検討する必要があります。
鷲鼻の状態 | 検討する矯正方法 |
突出が強くない場合 | 突出部分を整える |
鷲鼻が大きい場合、または鼻梁が広く残ると予想される場合 | 突出部位の矯正と鼻骨を寄せる処置 |
鷲鼻があるからといって、誰もが鼻骨を寄せる必要があるわけではありません。
突出部分を取り除いた後に鼻梁がどのような形で残るかまで考えてこそ、必要な矯正範囲を見極めることができます。
鼻背の突出の程度が似ていても、骨と軟骨の割合や、鼻先が下がっている程度は人によって異なります。
外から見える鷲鼻の大きさだけで、必要な手術範囲を決めるのが難しい理由です。
鷲鼻の手術では、鼻先の下垂も一緒に矯正する必要がありますか?

鷲鼻に鼻先の下垂を伴っている場合は、鼻背だけでなく鼻先の位置も合わせて確認する必要があります。
鷲鼻の方の中には、鼻先が下がって鼻が長く見える方もいらっしゃいます。
このような状態で鼻背の突出部分だけを整えると、鷲鼻の突出は小さくなっても、鼻先が下がった見た目はそのまま残ることがあります。

鼻先が下がっていると、横から見たときに鼻背と鼻先のつながり方にも影響します。
そのため、鼻先をどの程度上げるのか、鼻背との高さの差をどのように整えるのかを一緒に判断する必要があります。
ただし、鼻先が下がっているからといって、一律に高く持ち上げればよいわけではありません。
鼻先の位置を調整するだけでも、鼻が長く見える印象は変わりうるためです。
笑ったときに鼻先が下がる場合、筋肉矯正が必要ですか?
笑ったときだけ鼻先が特に下がる場合は、鼻中隔下制筋(びちゅうかくかせいきん)の影響を確認する必要があります。
鼻中隔下制筋は、鼻先の下側で上唇とつながる部位に位置し、笑ったり口を動かしたりするときに鼻先を下方へ引き下げる働きをします。
普段はそれほど下がって見えないのに、笑った瞬間に鼻先が下がる場合は、この筋肉の動きを確認する必要があります。
笑ったときに鼻先が下がることと、小鼻が上がることは、それぞれ異なる筋肉の作用が関わる動きです。
小鼻を引き上げる筋肉もあるため、この二つの動きは区別して確認する必要があります。
・普段は問題ないものの、笑ったときに特に下がる場合は、鼻中隔下制筋の影響を確認します。 |
・普段から鼻先が下がっていて、笑ったときにも大きな違いがない場合は、鼻先の支持力を確認します。 |
・両方の状態が同時に見られる場合は、筋肉による引き下げと鼻先の支持力の両方を確認します。 |
筋肉矯正は、鼻先を下に引く力を弱めるために、筋肉の一部を切除したり、その作用を調整したりする方法です。
笑ったときに鼻先が動くというだけで、すべての方に筋肉矯正が必要なわけではありません。
鷲鼻の手術後に鼻先が再び下がるのはなぜですか?
鷲鼻の手術後に鼻先が再び下がる原因のひとつは、鼻先を下に引く筋肉の作用を十分に考慮していなかったことにあります。
鷲鼻を整え、鼻先の位置を調整したとしても、鼻中隔下制筋が笑うたびに鼻先を下に引っ張ると、手術後も鼻先が下がって見えることがあります。
特に笑ったときに鼻先が目立って下がる方の場合、鷲鼻の矯正だけでは十分でないこともあります。
そのため、鼻先を下に引く筋肉の力がどの程度働いているかも合わせて確認する必要があります。
この場合の筋肉矯正は、鼻先を下に引く力を弱めることを目的とします。
ただし、鼻先そのものの支持力が弱い場合は、支持力についても合わせて確認する必要があります。
20年以上にわたり鼻の手術に取り組んできた経験からも、大切にしているのは鼻先が下がる原因を見分けることです。

鷲鼻の手術では、突出した鼻背だけでなく、笑ったときに鼻先を引っ張る筋肉まで確認し、必要な矯正範囲を判断する必要があります。
鷲鼻の手術を検討していると、まず目立つ鼻背の突出を取り除きたいと思われることでしょう。
しかし、鼻先まで下がっている場合は、突出部分を整えるだけでは期待していた仕上がりと差が生じることがあります。
私は、鼻先をどこまで上げるかより先に、なぜ下がっているのかを確認することが重要だと考えています。
鷲鼻と鼻先の下垂を一緒にお悩みの方にとって、ご自身の鼻のどの部分が影響しているのかを理解する一助となれば幸いです。

コウォン形成外科医院 キム・ヒョンテク代表院長 |
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よくある質問
鷲鼻の手術は、突出した鼻背だけを削ればよいのですか?
いいえ、鷲鼻は骨と軟骨がともに突出していることが多くあります。骨だけを整えて軟骨の突出をそのままにすると、横から見たときにラインのデコボコが残ることがあるため、突出部分全体を確認する必要があります。
鷲鼻の手術方法はどのように決まりますか?
突出部分の大きさと、矯正後に予想される鼻梁の形によって方法が変わります。突出がそれほど強くない場合は突出部分のみを整え、鼻梁が広く残ると予想される場合や鷲鼻が大きい場合は、突出部位の矯正と鼻骨を寄せる処置を検討します。すべての鷲鼻に鼻骨を寄せる処置が必要なわけではありません。
鷲鼻の手術では、鼻先の下垂も合わせて確認すべきですか?
はい、鼻先が下がっている場合は、鼻背とあわせて鼻先の位置も確認する必要があります。鼻背の突出だけを整えると、鷲鼻の突出は小さくなっても、鼻先が下がった見た目はそのまま残ることがあります。
笑ったときに鼻先が下がる場合、筋肉矯正が必要ですか?
笑ったときに鼻先が動くというだけで、すべての方に必要なわけではありません。特に下がって見える場合は、鼻中隔下制筋の影響を確認して判断します。筋肉矯正は、鼻先を下に引く力を弱める方法です。
鷲鼻の手術後に鼻先が再び下がる理由は何ですか?
鼻先を下に引く筋肉の作用を十分に考慮しなかったことが、原因のひとつとして説明されています。鼻中隔下制筋が笑うたびに鼻先を引き下げると、手術後も鼻先が下がることがあります。また、鼻先そのものの支持力が弱い場合は、その点も合わせて確認する必要があります。